2015年 10月 21日
日々着々と。 |
こんばんは。
ここらぼで建てる家にはたくさんの木を使います。
これはほんの一部ですが、梁に使われる杉材です。
梁に昔ながらの墨つぼと呼ばれる道具で加工するところを記してから刻まれます。
墨をつけた人以外でも加工できるようにどの大工さんもわかる共通の記号で書かれます。
材料に斜めにミゾをキレイに掘るにはどうしたらいいか悩みながらガイドを作っておられました。
柱や梁に刺さったり引掛けるようにしたり、いろんな形の加工がされています。
いよいよ建前が迫ってまいりました。
着々と大工さん達による刻みも進んでいます。
そして、屋根の部分などややこしいところは、実際と同じ大きさでベニヤなどに書いて確認してから材料に墨付けします。
加工にはノミやカンナなどの手工具から電動工具までたくさんの物を使いますが、加工しやすいようにガイドなどは自分で作ったりするんです。
「は-6」と書いてあるの、は通りと6通りの交わった位置にくるよということが書いてあります。
表面に書いた墨を消すだけでなく、艶の出る仕上がりでとてもきれいです。
この材料には穴が開いています。
もともとは枝が生えていたのですが、枯れてしまった状態で成長すると死に節となってしまい取れてしまうのです。
大工さんの持っている道具には便利なものがいっぱいあります。
鉛筆削りの親方みたいな道具をドリルにつければあっという間にとがったものに仕上がります。
後はそれを刺して、切って削ればオッケー!
あとでキレイに削ってもらいました。
ちょっとしたことですが、少しでもキレイに見えるように大工さん達も工夫してくださっています。
大工さんたちが刻んでくださった材料がどう組みあがっていくのか、建前が楽しみになりますね。
他の刻みの様子はまた後日アップさせていただきます。
記:堤
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by kokolab05
| 2015-10-21 22:06